【成虫】 |
土まゆの中での生活が終わる5月下旬から、最後の脱皮をしたホタルは成虫になる。地面にはいだして、
おしりのあかりを消したりする明滅をはじめる。これは、交尾のための気の合った仲間を見つけるためだ。
相手が見つかると交尾をし、メスはやがて水路のコケにクリーム色の卵を50〜100産卵する。上陸後約30日位で、
羽化し、やがて夜を待って地上にはい出してくる。 成虫の誕生である。 成虫の口を調べて見ると、細かい毛で覆われている。歯は、無く水分以外を摂取することには向いていない。 この事は、これ以上大きく成長することは、無いと言うことを推測できる。 成虫の寿命は、短く約15日間位でこの間に雌雄が発光しあい交尾相手を探し気が合うと交尾しのちに雌は産卵行動 に移る。 ヘイケボタルの成虫の大きさは、雄(6〜10mm)より雌(8〜12mm)の方が大きく雄は腹部尾端の2節、雌は、 1節に発光器をもっていてそこが発光する。 (ゲンジボタル雄14〜16mm・雌17〜21mm) ゲンジボタルとヘイケボタルの見分け方は、赤い前胸部で見分ける。 前胸部の中央が黒い縦線になっているのがヘイケボタル。 前胸部に黒い十字模様があるのがゲンジボタルである。 卵で約25日位、幼虫の期間が約9ヶ月位、さなぎの期間が1ヶ月位、そして成虫は、約15日位というのが1年 で羽化(捕食や水温などの複合的な影響により幼虫期間を1,2年多く経過する個体もある。)するホタルの生活史で ある。 |