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加藤勝明さん 農芸家 |
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● 子どもの頃のことを聞かせてください。 小さい時から工作が好きだったんです。小学校の頃マッチの軸を使って家の模型を作って、それが県展で入選したんです。中学校2年の時もマンションの模型を作ってそれも県展に入選して。だから大人になったら大工にでもなろうかなって思ったこともあったんですよ。 ● 農業を一生の仕事にしようと思ったのは。 工作も好きだったけれど環境のせいか、小学校で大きくなったら何になるかって聞かれて「みんなの食べ物を作る」ってみんなの前で言ってましたよ。 小学校2,3年の頃、自分専用の畑をもらってそこに大根を作って市場に持っていったんです。当時はそのお金は私の小遣いになったんです。でもお金じゃなかったんです。そうやって植物を育てるのが好きだったんですね。 高校3年の時にはもう真剣に農業をやっていました。学校を休んででも。(笑う) ● 主としてどんなものを作っているんですか。 親はきゅうりを作っていたんですが、高校3年の頃、野菜園芸研究会の会長の養田さんという人と出会ったんです。この人は、今もって私の人生の師ですよ。私に人生訓を語ってくれたりすばらしい人ですよ。 その養田さんが私にとまとの種をくれましてね。この出会いがあって私はとまとを作るようになったんです。今では、私の生産物の出荷量の80%はとまとなんですよ。 ● 仕事をしている上での楽しいことは何ですか。 やっぱり植物を育てていること。植物と話をしたり成長を見ているとうれしくなります。 植物には、愛情を持って接しなさい。植物と話をしなさいって子供達に言っている。 植物は生きているんだから感情も持っているし、話もする。私は毎日植物に「おはよう、元気かい」などど声をかけている。 また「植物をまたぐな、葉を折るな」と教えています。葉を欠くのとは違いますよ、人間だって伸びた髪や爪を切るでしょ、でも葉を折るってことは人間の手や足を折ることなんです。 ● 研修生を受け入れて指導しているそうですが 県立大学校などからの依頼で今も2人子どもを預かっていま す。期間は短い子で2ヶ月から長い子では1年位、今の子で31人目です。期間の長い子は籍を移して本当に私の子どもと同じに育てます。 仕事は教えなくても毎日いっしょにやっているうちにおぼえるものですから、私は人生を教えてあげるんですよ。しつけのこと、生きるってことなど。 彼らはいいものを持っているんですよ。中には気持ちの曲がった子もいますので、そんな子には人に迷惑をかけずに一人で生きることを教えたり。私の仕事なんかしてくれなくてもいいんです。 また私は子ども達に仲間たちの友情を大切にしなさ言っていっている。出会いは大切に、たくさん話をする。くだらない話の中から何かを学ぶことが出きる。 ● 今後の夢を聞かせてください。 私は趣味でとまとを作りたい。 金を度外視した究極のとまと。1個千円のとまとを作って、ならべておいて、売れなければ捨ててでも千円で売るんです。 それを買ってくれた人が「なるほどこれなら千円出してもまた食べたい」って言うようなものを作りたい。 それと日本中の変わり者のとまとを作っている人を訪ねたい。結構こだわって作っている人はいるんですよ。ただ、そういう人は表に出たがらないからわからないんです。 加藤勝明氏プロフィール 昭和20年5月24日生まれ 昭和39年より就農 全国野菜園芸技術研究会常任理事 埼玉県野菜園芸技術研究会副会長 全国土の会理事 全国地力保全研究会監事 埼玉県指導農家(177名) 元東京農大第三高校後援会会長 |
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